8月18日は米の日

「米」という時は「八・十・八」という字から成り立っており、sawviでは8月18日を「米の日」としております。

かねてより日本ではお米には神様が宿っているとされており、一粒たりとも無駄にしてはいけないという戒めにも似た文句が古くから伝わっております。
米一粒には神様が1人もしくは3人もしくは8人、16人、88人住んでいるなどなど、数については諸説ありますが神様と準えて大切にする「もったいない精神」や恵への感謝といった気概を想起させる一節であると思っております。

sawvi お米の日

また一粒万倍といった文言にもあるように、農耕民族としての歴史から培ってきた富の象徴として、実はお金よりも豊作・大漁・順風満帆などなど滞りのないさまを喜びの言葉にしている文化が垣間見えます。いつの世もどの国も糧あっての富ですからね。

sawviでは米を原料とした「」を取り扱っており、丹生寺坂農園が手掛ける農薬不使用コシヒカリを中心とした米や糀の魅力を発信しています。

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そんな当店のオリジナルアパレルもまた農業への思いを馳せた働く人のための服としてプロデュースしていたりと、農販一体の糀屋として稲作というのは非常に特別なものとなっています。

8月18日は特別な何かをするための日ではなく、ご飯を食べて「おいしい」と感じられる日であればいいかなと。そしてそれを分かち合う事で得られるその安堵感と多幸感が、豊かである事の象徴だと。

sawvi お米の日

目の前にあるそのご飯、それは誰かが作って誰かが運んで誰かが調理して目の前にあります。いくらお金があってもお金を食べて生きる事はできないように、世の中の誰かは誰かの何かであるように、いくら世の中が進化して変わったとしても人間は人間です。食べなくては生きてはいけないし、一人では生きてはいけない。

米に宿る神様は、神仏的なものではなくそこに携わる人たちの事を指すのかもしれませんね。

8月18日は米の日、みなさまの食事がより一層おいしいものでありますように。

sawvi 寺坂寛志